こんにちは、宅建士のクマの子です！
今日は「セットバックって何？」というお話をします。
土地や家を買おうと思ったときに、「この土地はセットバックが必要です」って書いてあったら……ちょっとドキッとしますよね。
でも大丈夫！今回は、建築基準法の視点から、セットバックの意味・必要な理由・注意点を、クマの子がわかりやすく説明します。
セットバックって何？
セットバックとは、簡単に言うと「敷地の一部を道路として後退させること」です。
つまり、土地の中にある一部を、家が建てられない“道路扱い”のスペースにすることなんです。
なぜセットバックが必要なの？
建築基準法では、「建物を建てるには、幅4メートル以上の道路に2メートル以上接していないとダメ」という決まり（接道義務）があります。
でも昔の道って、3メートルとか狭いところも多いんです。
その場合、「将来道路を広げたいから、道路中心から2メートルずつ後退してね」と決められたのがセットバックです。
イメージしやすく言うと…
たとえば、道が3メートルしかない場合、あと1メートル足りませんよね。
そこで、自分の土地を道路側に50センチ下げて建ててねというのがセットバック。
反対側の家も50センチ下げれば、将来的に4メートルの道になります。
セットバック部分に建物は建てられない？
はい、建てられません！セットバック部分は「建築できない敷地」として扱われるので、
家・塀・カーポートなども基本的にNGです。
自治体によっては舗装や管理の義務がある場合もあります。
クマの子アドバイス：土地購入や建築前にチェック！
- 登記簿面積と実際に使える面積は違うことがある
セットバック部分は登記上の土地でも、使えない面積になるよ！ - 不動産広告で「有効宅地面積○㎡」の表記に注目
これはセットバックを引いたあとの面積のことだよ。 - リフォームや建て替えでも注意
現状は建っていても、建て直し時にセットバックが必要になるケースがあるんだ。
まとめ：セットバックは「道路の未来」への準備
セットバックは「損した気分」になるかもしれませんが、
住む人みんなが安全に通れる道をつくるための仕組みなんです。
宅建士としても、不動産購入のときにしっかり説明すべきポイントのひとつです。
この記事を読んで、「セットバックってこういうことか！」と安心してもらえたら嬉しいです。
家づくりや土地探し、宅建士試験の勉強にも、ぜひ役立ててくださいね。
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