こんにちは、宅建士のクマの子です🐻
マイホーム購入ってワクワクするよね!
でもその一方で、契約書や登記簿には聞きなれない言葉もたくさん…。その中でも特に「根抵当権(ねていとうけん)」って見かけたことない?
住宅ローンにも関係するこの用語、知らないまま進めるとトラブルになる可能性もあるから、今回は初心者さん向けにやさしく解説していくよ✨
🏦 根抵当権とは?
根抵当権とは、「これから何回も借りるかもしれないお金」に備えて、不動産にまとめて担保をつけておく権利のことだよ。
ふつうの抵当権は「この借金だけに効く担保」だけど、根抵当権は「この先も借りるかもしれないから、上限額だけ決めておこうね」という契約スタイルなんだ。
🔍 抵当権と根抵当権の違いを表でチェック!
項目 | 通常の抵当権 | 根抵当権 |
---|---|---|
対象となる借金 | 1回ごとの借入れ | 一定範囲内の複数の借入れ |
金額の確定 | 借入時に確定 | 上限額(極度額)だけ決めておく |
債権者の変更 | 比較的自由に可能 | 原則できない(債権者が固定) |
抵当権の消滅 | 借金完済で抹消可能 | 極度額内で借入可能のため契約解除が必要 |
主な利用者 | 一般的な住宅ローン | 事業者や不動産投資家など |
根抵当権のメリットと注意点
✅ 根抵当権のメリット
根抵当権にもいいところはあるんだよ。
- ✅ 極度額の範囲内で何度でも借入ができる
- ✅ 一度登記すればその都度抵当権設定が不要
- ✅ 複数の借入をまとめて管理できる
⚠️ 根抵当権の注意点
住宅購入のときに根抵当権が付いている物件は、以下のようなリスクに注意しよう。
- ⚠️ 完済しても自動では消えない!
→ 抹消登記をしない限り残り続けるよ - ⚠️ 売買契約前に根抵当権の有無を要確認!
→ 残っていると所有権移転に支障が出ることも - ⚠️ 「極度額」が高い場合は慎重に
→ 万が一のトラブル時、物件が差し押さえられるリスクも…
🧾 契約書や登記簿で確認すべきポイント
マイホーム購入時には、次のポイントを必ず確認してね。
確認項目 | チェックポイント |
---|---|
不動産売買契約書 | 「抵当権に関する記載」があるか確認しよう |
登記簿謄本(全部事項証明書) | 「根抵当権」という記載がある場合は注意!貸主や極度額も見ておこう |
金融機関との契約書 | 「根抵当権設定契約書」があるか、契約条件を必ず確認 |

クマの子
根抵当権は便利な仕組みだけど、マイホーム購入時には残っていないことが理想だよ。
中古物件や任意売却物件では、たまに根抵当権が残ったままのケースもあるから注意してね。
わからないことがあったら宅建士さんや不動産会社に相談しよう!
もちろん、クマの子にも聞いてね🐻
「登記簿を見たら根抵当権って書いてあったけど大丈夫?」
「住宅ローンの書類に“極度額”って書いてあるけど…?」
そんな疑問があれば、X(旧Twitter)でクマの子に気軽に聞いてね!
📮 クマの子に質問する(Xへ)
コメント